【バフェット】5大総合商社の株を購入!


2020年8月31日、日本市場で衝撃的なニュースが飛び込んできました。

あのウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが総合商社株を購入したようです。

この記事では、なぜバフェットが総合商社の株を購入したのかについて考察します。

概要

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、子会社を通じて、三菱商事・三井物産・住友商事・伊藤忠商事・丸紅の5大総合商社の株を購入したことが明らかとなりました。

バークシャー・ハサウェイが日本株を購入したのはこれが初めてです。

バフェットはバークシャー・ハサウェイを通じて、これら5大総合商社の持分割合は5%をわずかに超える程度で、今後最大9.9%まで高める可能性がある、と発表しています。

過去1年に渡って購入してきたようですが、三菱商事・住友商事・丸紅は新型コロナショックのあった2-3月以前の株価を回復しておらず、三井物産もトントン程度であるため、バークシャー・ハサウェイは含み損になっていると予想されます。

なぜ総合商社株を買ったのか?

結論から言うと、これには様々な見解があるため、真相はわかりません。

たまに「新型コロナウイルスの影響下でも増配するなど、総合商社は業績が堅調だったから」と説明している文書を見かけますが、おそらくそれは違うのではないかと思います。

バークシャー・ハサウェイは2019年9月と2020年4月にサムライ債を計6255億円分発行し、日本円の資金調達をしていました。

5大総合商社の5%程度(約7500億円)を総合商社に投資しているため、上記のサムライ債は総合商社の投資のために確保した資金だと想定されます。

したがって、新型コロナウイルス騒ぎがあった2月-3月より前から総合商社への投資を決めていたことになり、新型コロナウイルスとは関係なく投資判断を下していたことになります。

割安だったから

ウォーレン・バフェットは近年はグロース株にも投資していますが、元々はバリュー株投資を得意としています。

5大総合商社は伊藤忠商事を除くとPBRが1を割っており、PERもそれほど高くなく、かなり割安な水準です。

この点がバフェットのお眼鏡にかなった可能性はありそうです。

グローバル性

総合商社はグローバルに事業を展開しています。

日本国内はそれほど成長余地がないものと思われますが、世界はまだまだ経済成長しているため、グローバル性は総合商社の強みと言えそうです。

バフェットはバークシャー・ハサウェイの声明文の中で、グローバルにパートナーシップを形成して事業を行う総合商社を評価する発言をしているため、今後の事業の成長余地に期待している可能性が高そうです。

分散投資の一環

バークシャー・ハサウェイのポートフォリオですが、現在はアップルが30%近くを占めています。

したがって、分散投資の観点から、アップルとは全く異なる性質の企業を投資先として選びたかったという事情がありそうです。

総合商社はエネルギーを始めとする様々な事業を行っているため、分散投資の先として魅力を感じた可能性がありそうです。

いずれにしても総合商社は5社合わせても、残念ながらそれほど時価総額が大きくないため、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオのコアには成り得ません。