『キャリートレード』とは?リスク回避の円買い?


『リスク回避の円買い』という言葉をよく聞きますが、そもそも、『リスク回避の円買い』、って何なのか気になりませんか?

この記事では、リスク回避の円買い、に関係する『キャリートレード』について解説します。

キャリートレードとは?

キャリートレードとは、金利が低い通貨を借り入れて、その通貨を金利の高い外貨に両替して、その資金を運用する方法のことです。

資金の運用先は多岐にわたり、株、債券、原油、不動産、など様々な資産に投資されています。

よって、キャリートレードでは投資対象の値動きだけでなく、通貨間の金利差も収益源となります。

特に、ヘッジファンドなどの機関投資家が、このキャリートレードを使って利ザヤを得ています。

日本円とキャリートレードの関係

世界で有力とされている通貨は、米ドル、ユーロ、日本円、イギリスポンド、スイスフラン、オーストラリアドル、カナダドルなどですが、これらの主要通貨でも金利が大きく異なります。

特に日本円は主要通貨でありながら、金利がとても低い(もしくはマイナス)ため(2019年6月現在)、日本円はキャリートレードの対象として、機関投資家に大人気となっています。

日本円のキャリートレードが行われた場合、日本円が相対的に売られやすくなり、円安をもたらす要因の一つとなっています。

一般に、日本円の金利が下がったり、他の主要通貨の金利が上がったりすると、金利差が大きくなるため、このキャリートレードは多くなります。

逆に、日本円の金利が上がったり、他の主要通貨の金利が下がったりすると、キャリートレードは解消されやすくなります。

リスク回避の円買い?

『リスク回避の円買い』がなぜ起こるのか、については様々な要因がありますが、その主要因としてこのキャリートレードが影響しています。

多くの機関投資家は、日本円を借りて、それを外貨に換えて様々な資産に投資を行っています。

したがって、リスク要因が生じて株価が暴落した場合、機関投資家は資金を引き揚げるため、外貨から日本円に戻して、借りていた日本円を返済します。

これは円買い圧力となるため、結果的に『リスク要因』は『円買い』になりやすくなります。