『売上総利益』『営業利益』『経常利益』『純利益』の違い!


売上総利益、営業利益、経常利益、純利益など、『利益』と一言に言ってもそれぞれ異なる意味をもっています。

この記事では、初心者にもわかりやすく、それぞれの違いを解説します。

売上総利益

一般的に粗利と呼ばれる利益のこと。売上から、売上原価を引いたものになります。

売上原価には、仕入れ代金と外注費が相当します。ただし、自社で商品を製造する場合は、物/サービスを作るのに要した人件費も売上原価に含めます。

売上総利益の計算式
(売上総利益)=(売上高)-(売上原価)

例えば、1個100円で仕入れたリンゴを120円で売ったとすると、売上総利益(粗利)は20円です。

注意点は、在庫分は売上総利益に計上しない点です。

例えば、1個100円のリンゴを100個仕入れて、120円で80個売った場合、売上総利益は、120円×80個-100円×80個=1600円 となります。

営業利益

売上総利益から経費を引いたもの。

人件費、オフィス賃料、宣伝費、接待費、交通費など、商品やサービスを売るために要した様々な費用を経費とします。

営業利益の計算式
(営業利益)=(売上総利益)-(販売費及び一般管理費)

経常利益

企業の本業以外の営業外収益/営業外費用を加味したもの。

例えば、受取利息/支払利息、社債の利息、有価証券評価益/有価証券評価損などが考慮されます。

バブル時代には、本業以外に不動産や株によって得られた営業外収益が多い企業がありました。

経常利益の計算式
(経常利益)=(営業利益)+(営業外収益)-(営業外費用)

税引前利益

法人税などの税金を払う前の利益のこと。税引前当期純利益、税引前当期利益、税引等調整前当期純利益、などとも呼ばれます。

固定資産の売却益/売却損、有価証券の売却益/売却損、前期損益修正益、災害損失、減損損益など臨時的な収益/損失を考慮した利益です。

税引前利益の計算式
(税引前利益)=(経常利益)+(特別利益)-(特別損失)

(当期)純利益

税引き後の利益のこと。法人税や事業税等が引かれた後の利益のことです。

当期純利益の計算式
(当期純利益)=(税引前利益)-(税金)