ESG投資とは？なぜ重要なのか？
近年、ESG投資の重要性が注目されるようになっています。
MSCIやFTSEが各企業のESGレーティングを行っていますが、これらのレーティングが株価へ影響を及ぼすことも増えてきました。
この記事では、ESG投資とは何か、なぜ重要なのか、について解説します。
ESG投資とは？
ESG投資とは、環境（Environment）・社会（Social）・企業統治（Governance）を重視している企業を重視して投資する投資法のことです。
ESGを重視している企業は、企業の社会的意義や成長の持続性が高いだろう、という考え方から世界の年金運用機構を中心にESG投資を行う投資家が増えています。
また、年金運用機構などの公的機関は、社会的責任が求められていることから、自分たちの投資したお金が世界を良くしてくれるかどうかを重視するようになった、という側面もあります。
日本でも年金積立管理運用独立行政法人（GPIF）がESG投資を組み入れることを表明しています。
ESG投資の重要性
ESGを重視している企業は、企業の社会的意義や成長の持続性が高いため、長期の資産形成を行う上で、安定した運用成績が期待できるため、投資先として有望です。
世界の年金運用機構が中心となってESG投資を啓蒙していますが、彼らは資産運用残高が非常に大きいため、他の投資家も彼らの意向を無視することはできなくなっています。
そのため、他の機関投資家や個人投資家もESGを重視することが多くなりました。
このような世界のESG投資重視の流れから、ESG関連の投資信託も増えてきていますが、それに伴って、MSCIやFTSEが格付けするESGレーティング（格付け）が重要になってきました。
その理由は、ESGレーティングが高くなると自動的に買い需要が大きくなり、レーティングが低下すると売り需要が発生しやすくなるためです。
したがって、投資先がESGにしっかり取り組んでいる企業かどうかは銘柄選びの際にも重要な視点となっています。