「FTSE世界国債インデックス」とは?構成国は?


FTSE世界国債インデックスは債券投資で最も重要なインデックスとなっており、世界中の投資家が注目しているインデックスです。

投資信託でもベンチマークによく使われているので、是非とも知っておきましょう!

目次

FTSE世界国債インデックスとは?

FTSE世界国債インデックスとは、債券投資で最も重要なインデックスで 、多くの投資信託やETFのベンチマークになっています。

元々はアメリカのシティグループが算出しており、「シティ世界国債インデックス」という名称でしたが、2017年8月にロンドン証券取引所が買収したため、「FTSE世界国債インデックス」という名称に変更されました。

対象となるのは先進国の国債が中心となっており、時価総額加重型で計算されています。

多くの債券の投資信託やETFのベンチマークであるため、とても重要な指標です。

構成国

2019年11月末の構成国とその割合を以下に示します。割合は大国のみ記載します。

日本はアメリカに次いで大きな割合を占めています。

北米

アメリカ:39.16%、カナダ:1.54%

アジア

日本:18.49%、オーストラリア:1.12%。

その他、マレーシア、シンガポール。

ヨーロッパ

フランス:8.00%、イタリア:7.19%、イギリス:5.23%、ドイツ:5.11%、スペイン:4.61%、ベルギー:1.95%、オーストリア:1.61%、オランダ:1.52%。

その他、アイルランド、フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、スイス。

新興国

メキシコ、南アフリカ。

構成債券の格付け

2019年11月末の構成債券の格付け(S&P社を基準)の比率を以下に示します。

AAA:11.04%、AA:56.03%、A:25.24%、BBB:7.69%です。