Funds(ファンズ)とは?概要・メリット・デメリット

2020年12月20日


Funds(ファンズ)はソーシャルレンディングサービスを提供している会社です。

Fundsは原則上場企業が対象となっているため、比較的低リスクで魅力的な利回りを得ることができます。

この記事では、Fundsの概要・メリット・デメリットについてまとめます。

目次

Fundsとは?

Fundsは一種のソーシャルレンディングサービスを提供している企業です。

投資家は、Fundsを通じて企業に資金を貸し出し、利息を得ることができます。

Fundsの仕組み

Fundsの仕組みは例えるならば銀行だと思えばわかりやすいと思います。

銀行は、預金者からお金を預かり、そのお金を使って企業にお金を貸し付けています。その代わりに企業から金利を得て、その一部を預金者に利息として渡しています。

つまり、預金者は銀行にお金を預けることによって利息を得ることができています。

Fundsなどのソーシャルレンディングサービスでは、一般の投資家からお金を集めて、そのお金を企業に貸し付けています。その代わりに企業から金利を得て、その一部を投資家に利息として渡しています。

Fundsでは銀行に代わって、ファンドが中間に入って、企業の資金調達を実現しています。

Fundsのメリット

ソーシャルレンディングとしては、低リスク

Fundsでは、資金調達ができる企業を、原則として上場企業もしくは監査法人などの監査を受けた企業に限定しています。

一般的にはソーシャルレンディングは怪しい企業も多く、貸し倒れのリスクも結構あるのですが、過去、Fundsを通じて資金調達を行った実績のある企業は上場企業ばかりであるため、貸し倒れリスクはソーシャルレンディングとしてはかなり低リスクです。

また、Fundsが独自で審査も行っているため、比較的低リスクだと言えます。

1円単位から投資可能

小口から投資可能なので、資金の少ない投資家やソーシャルレンディングを軽く始めてみようと考える投資家にはおススメです。

社債よりかは高リターン

銀行のように中抜きが少ないため、投資家から見ると高リターンに設定されています。

投資家への優待がある場合がある

いくつかの案件では投資家への優待が付与されます。

例えば、大阪王将の案件では、3万円以上投資した投資家に対して、1000円以上(税抜)の利用で10%の割引をしてくれる回数無限の特別割引券が付与される、という優待がありました。

Fundsのデメリット

社債より高リスク

多くの案件が社債のように担保がないため、貸し倒れた際には元本が大きく棄損する可能性が高いです。

途中解約ができない

Fundsは償還期限を提示して資金を集めています。

多くの案件では、償還期限まで資金を回収することができないようになっているため、余剰資金で投資することをおススメします。

ソーシャルレンディングとしては低リターン

一般的なソーシャルレンディングでは、信用リスクの高い企業が資金調達を行っているため、高リターンに設定されていることが多いです。

Fundsは上場企業ばかりなので、ソーシャルレンディングとしては低リターンで資金調達を行っています。

人気案件は抽選必須

ソーシャルレンディングは日本に根付いていない上、低金利環境であるため、まだまだソーシャルレンディングを利用する上場企業は少ない状況です。

そのため、貸したい投資家の方が多く、ほとんどの案件では抽選で当選しないと投資できない状況です。