【GPIF】ポートフォリオとその変遷
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用成績は、日本国民の将来の年金額にも影響してくるため、注目度が高く、ニュースにもよくなっていますよね?
この記事では、GPIFのポートフォリオとその変遷についてまとめます。

目次
GPIFとは?
GPIFとは、日本の年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund)のことです。
日本国民の公的年金の資産運用・資産管理を担っており、この機関の資産運用結果に応じて、我々の将来の年金額が変動することもあり、注目度が高い機関です。
GPIFが運用する資産残高は163兆円(2020年6月末現在)で、世界最大の資産運用機関です。
GPIFの基本ポートフォリオ
2020年現在のGPIFの基本ポートフォリオは以下のようになっています。
なお、乖離許容度は、日本株:±8%、外国株:±7%、国内債券:±7%、外国債券:±6%で、日本株と外国株の合計が±11%、国内債券と外国債券の合計が±11%となっています。
GPIFのポートフォリオの歴史
GPIFの過去のポートフォリオの変遷は以下のようになっています。
昔は日本国内の債券が多く、安定的な運用が重視されていたのですが、どんどん株式の割合が増えています。
GPIFのポートフォリオについて
GPIFのポートフォリオは、現在は株と債券がおおよそ半々になっています。
株と債券が半々であれば、それほどリスキーであるとは言えない、バランスのとれたポートフォリオなので、個人投資家にもおススメできるポートフォリオです。
ただし、金(ゴールド)などのコモディティや不動産(REIT)などのポートフォリオも増やして、よりポートフォリオを多様化すべきではないか、という意見もあります。