「ヒンデンブルグオーメン」とは?発生条件は?
ヒンデンブルグオーメンが点灯すると、その後株価は暴落に見舞われる可能性が非常に高いと言われています。
この記事では、ヒンデンブルグオーメンとは何か、発生条件は何かについて紹介します。
ヒンデンブルグオーメンとは?
ヒンデンブルグオーメンとは、アメリカの株式市場の暴落を予想する、テクニカル指標です。
1937年5月6日のヒンデンブルグ号爆発事故(36名死亡。飛行船の安全性に疑念が生じ、飛行船の時代の終焉の一因となった)にちなんで「ヒンデンブルグオーメン」と呼ばれるようになりました。
一度、ヒンデンブルグオーメンが点灯すると、その後30営業日程以内に、株式は「約8割の可能性で5%以上暴落する」と言われています。
ただし、この割合に関しては諸説あり、もっと低いのではないか、という意見もあります。
ヒンデンブルグオーメンの発生条件
ヒンデンブルグオーメンの発生条件は以下の4つです。
一度ヒンデンブルグオーメンが発生すれば30営業日程度は有効ですが、その間にマクラレン・オシレーターがプラスとなると期間終了となります。
- NYSE(ニューヨーク証券取引所)で52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数がその日の値上がり・値下がり銘柄の合計数の2.2%以上
- NYSE総合指数(NYSE Composite Index)が50営業日前を上回っている
- マクラレン・オシレーター(値上がり株と値下がり株の指数平滑移動平均の差)がマイナス
- 52週高値更新銘柄の数が52週安値更新銘柄の数の2倍を超えない
マクラレン・オシレーターについてはこちらで解説しています。