「JTOWER(4485)」の企業分析・銘柄分析


JTOWERは、建物内の携帯電話設備を一本化して、通信キャリア各社に提供する屋内インフラシェアリング事業、通信鉄塔などを共用して通信キャリア各社に提供する屋外タワーシェアリング事業などを行う会社です。

この記事では、JTOWERの将来性、事業内容、売上、利益、社員数、年収などの銘柄情報をまとめます。

JTOWERの会社概要

基本情報

社名:株式会社JTOWER
証券コード:4485
セクター:情報通信
上場市場:マザーズ
設立:2012年6月
上場日:2019年12月

事業概要

JTOWER社は主に以下の5つの事業を営んでいます。

屋内インフラシェアリング事業

商業施設やオフィスビルなどの建物内は人が集まりやすい場所であるにもかかわらず、電波が届きにくいため、屋外からの電波だけでは携帯がつながりにくい傾向があります。

そのため、通信キャリアは各社ごとに、建物内にアンテナ・配線・中継設備などを設けています。

JTOWERは共用設備を用いることで、屋内設備を一本化し、それを携帯キャリアに貸し出すことで、携帯キャリアや不動産事業者から収益を得ています。

Wi-Fiソリューション事業

不動産事業者や一般事業者向けに、Wi-Fi導入の設計・設定/導入工事/運用・管理のサービスを提供しています。

屋上活用プログラム事業(SITE LOCATOR)

建物の屋上に携帯の基地局(アンテナ設備)を誘致すると、建物のオーナーは携帯キャリアから賃料を得ることができます。

JTOWERは、屋上を貸し出したい建物の場所を、独自に開発した地図システム(SITE LOCATOR)に掲載し、携帯キャリアに情報提供することで、屋上の活用をサポートしています。

屋外タワーシェアリング

従来は、各携帯キャリアごとに屋外通信鉄塔などの設備を建てていました。JTOWERはそれらの設備を一本化して、各携帯キャリアに貸し出しています。

JTOWERは、設備建設地の確保・資材調達・建設管理・保守運用などを担当しています。

ローカル5G

地域や産業の個別のニーズに応じて、柔軟に5Gシステムを構築できる「ローカル5G」のサービスを提供することを企画しています。

JTOWERの概況

特に断りがない場合、連結での決算内容をまとめています。

売上

JTOWERの2018年度から2020年度の売上高のグラフを示します。

増収傾向にあり、直近でも5G導入などのイベントを控えていることから、将来性は高いと言えます。

経常利益

JTOWERの2018年度から2020年度の経常利益のグラフを示します。

直近は黒字化していますが、設備産業であるため赤字だった時期があります。

社員の状況

社員数

陣容の拡大に伴い増加しており、今後も増加傾向が見込まれます。

平均年収

2020年3月現在、716万円です。

平均年齢

2020年3月現在、38.9歳です。平均的でしょう。

平均勤続年数

2020年3月現在、2.6年です。

これは、創立からあまり時間がたっていないこと、従業員数をどんどん増やしている最中であること、を考慮するとそれほど問題はないと思われます。

将来の展望

現在、携帯キャリア各社(ドコモ・au・ソフトバンク)は5G導入に向けて設備投資を活発化させており、JTOWERはその恩恵を受けるのではないか、と予想されています。

特に、5Gに割り当てられた周波数は28GHz帯と、比較的障害物に弱い特性をもつ周波数なので、携帯キャリア各社は基地局を増やす必要があるため、インフラのシェアリングを行うJTOWERは、それに伴って大きく業績を伸ばすことが期待されています。

また、楽天が携帯キャリア事業に参入することも追い風になるでしょう。

ただし、5G関連銘柄として期待されているせいか、2020年12月18日現在で、PER:645倍、PBR:29.21倍、PSR:75.8倍と株価はかなり割高水準にあります。

市場の期待よりも成長が鈍化するなど事象が生じれば大きく暴落する危険性があるので注意しましょう。