【新型コロナ】モデルナ、ワクチン完成か?


2020年5月18日、NYダウが前日比912ドル上昇するなど、アメリカ市場は株価が大暴騰しました。

その要因となった一因が、医薬メーカーのモデルナ社(Moderna)の開発した新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンが治験で良好な結果を示した、というニュースが報道されたことでした。

その詳細をまとめました。

モデルナ社とは?

モデルナ社はアメリカのバイオ医薬メーカーで、NASDAQに上場している企業です。

2010年にDerrick Rossi氏がハーバード大学で行っていた、mRNA(メッセンジャーRNA)に関連する創薬の研究を基に設立された会社です。

2018年12月にNASDAQに上場しましたが、その際、史上最大のバイオテクノロジーのIPOとして市場の注目を集めていました。

現状、赤字の会社ですが、製薬技術では高い評価を得ている会社です。

治験結果

モデルナ社は米国立衛生研究所と提携して、新型コロナウイルスのワクチン「mRNA-1273」を開発しました。

18-55歳の男女45名が参加した治験で、このワクチンを投与したところ、新型コロナウイルスに対する抗体が獲得できた可能性が高いことを確認した、と発表しました。目立った副作用はないようです。

ただ、現在は第1相試験をクリアした段階で、最終段階となる第3相試験は7月頃となる見込みです。次の段階となる第2相試験は近日中に開始される予定となっています。

早ければ来年の1月には一般に流通するようになる見込みです。