「NBER(全米経済研究所)」とは?重要組織!


アメリカのNBER(全米経済研究所)は、景気循環において、好景気や景気後退(リセッション)の始まりと終わりを判定する組織で、政府の政策決定に大きな影響を及ぼしています。

この記事では、NBERの概要、取組内容などについてまとめます。

NBERとは?

NBER(全米経済研究所)とは、1920年に創立された、非営利かつ無党派の民間研究組織です。

NBERに所属するのは、北米の大学で経済学や経営学を専門としている一流の学者1400名で、ノーベル経済学賞受賞者32名、大統領経済諮問委員会委員長13名(2020年6月時点)を輩出するなど、アメリカを代表する経済研究組織です。

主にアメリカの経済に関する研究を行い、学者・政策立案者・ビジネスの専門家などに貢献しています。

特に、アメリカの景気循環に関する転換点を判断する組織として有名で、アメリカの好景気やリセッションの判断はNBERが行っています

NBERに注目すべき理由

NBERは景気循環において、好景気や景気後退(リセッション)の始まりと終わりを判定する組織ですが、この判断は政府当局が金融政策を判断したり、機関投資家が株を売買したりする際の判断材料になるため、重要です。

直近では、NBERが正式に、2009年6月から景気拡大が始まり、新型コロナウイルスの影響で2020年2月に景気後退期に入った、と宣言しました。

それと同時に、今回のリセッションはかなり短期間で数か月程度で終了するかもしれない、という見通しを示しました。

歴史的に、NBERが公式に景気感を決定する前に株価は織り込んで上がりだす傾向がありますが、直近の株価上昇も似たような傾向を示しており、足元では景気の実感はないものの、株価だけが上昇している相場です。

ただ、仮にNBERの見通しの通りになるのであれば、中長期的に株価は上昇する可能性がありそうです。