【史上初】日経レバ、売り禁に!


7月15日、日経レバが初めての貸借取引の停止措置(売り禁)となりました。

これは史上初の出来事です。

この背景と今後の予想について解説します。

概要

2020年7月15日、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)の賃借取引について、「売り禁」が発生しました。

売り禁(正式には賃借取引の申込停止措置)とは、証券金融会社が行う措置のことで、新規の空売りと信用買いの現引きが禁止される措置のことです。

一般的には空売りが殺到して、貸株用の株の調達が困難になった際に発生します。

今後の展望

最近の先物手口を見ると、SBI証券、楽天証券、auカブコム証券など、個人投資家が多く口座を開設している証券会社が大幅に日経先物を売り越しています。

また、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)に売りが殺到していることから、かなり個人投資家の売りポジションが溜まっていることが予想されます。

つまり、多くの個人投資家は今の日経平均は高すぎで、将来的に下落するだろう、と予想していて、空売りを仕掛けている状態です。

ただ、空売りが積みあがった状態がこのまま放置されることはないので、今後日経平均が上昇すると、これらの空売りは買戻しを迫られ、上昇に拍車がかかる可能性(いわゆる踏み上げ相場)がありそうです。