「NT倍率」とは?使い道は?


日本株には、NT倍率という指標があります。

これは日経平均株価とTOPIXの相対的な強さを意味しています。

この記事では、NT倍率の概要や使い道について紹介します。

NT倍率とは?

NT倍率とは、日経平均株価をTOPIXで割った値のことです。

日経平均株価がTOPIXに比べて強く推移している時にNT倍率は高くなり、弱く推移している時にNT倍率が低くなります。

なぜNT倍率をみるのか?

内需優勢か外需優勢かがわかる

日経平均株価は225社の株価から算出される指数ですが、値嵩株の影響を受けやすく、例えばファーストリテイリングの寄与率は1社で10%程度あります。

日経平均の値嵩株にはハイテク株が多いため、ハイテク比率が高い指数になっています。

一方、TOPIXは時価総額を基に算出されるため、時価総額の大きい株式の影響を受けやすい指数です。

日経平均に比べると、TOPIXは銀行業や自動車など、昔ながらの銘柄や内需銘柄が多くなっています。

これらの違いから、相対的に外需株が買われている際にはNT倍率は高く、相対的に内需株が買われている際にはNT倍率が低くなる傾向があります。

外国人投資家の動向が予想できる

世界最大の市場であるアメリカ市場の影響は大きく、世界中の株価に影響を及ぼしていますが、アメリカの取引時間帯には日本市場は開いていません。

そこで、海外投資家はAI(アルゴリズム売買)を使って、夜間に取引量の多い日経先物や日経先物関連のオプションを、機械的に売買する傾向があります。

その結果、海外投資家が買う時はTOPIXよりも日経平均が上がりやすく、海外投資家が売る時はTOPIXよりも日経平均が下がりやすい、という傾向があります。