『オペレーションツイスト』とは?効果は?


オペレーションツイストとは、市場にある資金供給量を一定にしたまま、長・短期金利を逆方向に操作する金融政策の一つです。

過去、FRBが何度も用いてきた金融政策で、最近では2011年9月に実施しました。

この記事では、オペレーションツイストの概要や効果についてまとめます。

オペレーションツイストとは?

オペレーションツイストとは、中央銀行が長期国債の買いオペ(or売りオペ)と短期国債の売りオペ(or買いオペ)を同時に行うことで、市場にある資金供給量を一定にしたまま、長・短期金利を逆方向に操作する金融政策の手法です。

ツイスト・オペレーション、ツイスト・オペという呼び方もあります。

オペレーションツイストの効果

オペレーションツイストでは、長期国債を買い入れて長期金利を下げ、短期国債を売って短期金利を上げる、というオペが行われます。

これによる効果は主に2点あります。

金融緩和効果

長期金利が下がると、例えば住宅ローンや車のローンの金利が下がることになるため、お金が借りやすくなります。

したがって、金融緩和(景気を良くする)効果が得られます。

インフレ抑制効果

通常の金融緩和では国債を買い入れることで金利を引き下げますが、これだと市場の資金が増えるため、インフレ圧力がかかることになります。

雑な例ですが、明日世の中のお金が全て2倍になるとすると、物価も2倍にならないとおかしいですよね?

しかし、景気が悪い状況でインフレになると、スタグフレーションと呼ばれる状況になり、市民の暮らしが厳しくなってしまいます。

そこで考えられたのがオペレーションツイストで、長期国債を買って短期国債を売ることで、市場全体の資金供給量は変わらないので、インフレを抑制しつつ、金融緩和を行うことができます。

投機資金への圧力

投機を行う機関投資家は短期で資金を調達して、レバレッジをかけて取引を行うことが多いとされています。

景気悪化を利用して、投機家が空売りを仕掛け、市場がパニック化する、という事態はよくあることですが、中央銀行としてはそれは防がなければなりません。

短期金利が上昇すると、投機家にとってはコストが増加することを意味しているため、オペレーションツイストは投機家を牽制する金融政策であると言えます。