【TECL】レバレッジETFの構成銘柄・仕組み
TECLはテクノロジーセクターにレバレッジをかけて投資することができるETFです。
近年伸びているテクノロジー分野のインデックスに対して、3倍のレバレッジをかけているため、歴史的なパフォーマンスは非常に高いのですが、レバレッジETF特有の落とし穴もあるので、注意が必要です。
この記事では、TECLの概要・構成セクター・構成銘柄・仕組みを紹介します。
目次
TECLとは?
概要
TECLとは、Direxion社が運用する、アメリカのテクノロジーセクターに3倍のレバレッジをかけて投資することができる、レバレッジETFです。
正式名は「ディレクション・デイリー・テクノロジー・ブル3X(Direxion Daily Technology Bull 3x)」です。
仕組み
TECLは手数料や経費率を控除する前の段階で、S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数(S&P Technology Select Sector Index)の日々のパフォーマンスの3倍になるように運用されます。
日々のパフォーマンスに連動しているところがポイントです。
経費率・分配利回り
経費率は0.95%と高めです。
レバレッジをかけているので仕方ないのですが、それにしてもかなり高いですね。。
分配利回りは0.14%です。
TECLのメリット・デメリット
メリット
- テクノロジー分野のインデックスに対して、3倍のレバレッジをかけて投資することができる
- 歴史的(ITバブル崩壊以降)に高リターンを記録している
- 値動きが大きいので、短期売買に適している
デメリット
- 株価の上下が激しいと目減りしやすい
- 経費率が高い
- 暴落に弱く、早期償還のリスクがある
株価の上下が生じる場合の例
例として、今日100→明日90→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日70→明後日93.3となります。
今日100→明日110→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日130→明後日94.5となります。
どちらの場合も、今日と明後日の株価を比較すると、レバレッジを使っていない場合は変化がないのですが、レバレッジを使った場合は資産が減ってしまうことになります。
TECLの構成セクター
2020年6月末時点の構成セクターを紹介します。
TECLの構成銘柄
2020年6月末時点の構成銘柄上位10社を紹介します。
Microsoft:21.92%
Apple:21.11%
VISA:4.63%
Mastercard:3.71%
Intel:3.60%
Nvidia:3.32%
Adobe:2.98%
Paypal:2.91%
Cisco:2.81%
Salesforce.com:2.40%