【2020年】年代別の平均貯蓄額と中央値!
自分の周りの人がどれくらい貯金しているか気になりませんか?
と言っても、周りの人に貯金額を聞いてもなかなか答えてくれませんよね?
この記事では、金融広報中央委員会(家計の金融行動に関する世論調査)がとったデータをもとに、年代別の平均貯蓄額/平均負債額など、貯金に関する統計データをまとめます。
目次
平均貯蓄額/平均負債額とは?
金融広報中央委員会(家計の金融行動に関する世論調査)のデータをもとに、年代別の平均貯蓄額/平均負債額などの統計データをまとめます。
この統計における平均貯蓄額とは、銀行に預けている貯金や手元にある現金だけでなく、株や債券等の有価証券や生命保険なども含めた金額のことを指します。
平均負債額とは、住宅ローンやサラリーマン金融からの借り入れなどが含まれます。ただし、ほとんどが住宅/土地のための負債です(約90%)。
年代別の平均貯蓄額/平均負債額
2名以上の世帯
なお、このデータは金融資産を保有していない世帯も含んだデータです。
この表から言えることとして、貯蓄額は高齢者の方が多い傾向がありますが、70代あたりでは貯金を切り崩して生活していることが読み取れます。
また、30代で住宅を購入する人が多いため、30代は負債が増える傾向があり、その負債を40代以降で返済していることも読み取れます。
単身世帯
単身世帯は貯蓄額も負債も少ない傾向があります。
特に単身世帯だと住宅を購入する人が少ないこともあり、負債額が少ない傾向があります。
平均値の罠
ここまで見た方の2/3くらいの人は、『平均高くね!?』という感想を抱くかもしれません。
実はこれが平均値の罠で、一部のお金持ちが平均値を吊り上げてしまっています。
例えば、100人中1人の金持ちが1億円もっていて、残りの99人が1円も貯金がないとします。
このとき、平均貯金額は100万円になりますが、ほとんどの人は貯金がないので、実感のない数字になってしまいます。
一方で、中央値を考えると、上の例の貯金額の中央値(上から50番目の人)は0円となるため、より実態を表した数字と言えます。
これを踏まえて、以降では中央値を記します。
年代別の貯蓄額/負債額の中央値
2名以上の世帯
中央値になると、貯蓄額は大きく減少しています。
また、住宅ローンを組んでいる人といない人を比べると、組んでいない人が多数派であるため、結果的に負債額の中央値は0円となっています。
単身世帯
中央値は2名以上の場合と同じような傾向が読み取れます。
やはり貯蓄額が少ない傾向がありますが、金銭的な余裕がないと結婚し辛い、という事情があるものと予想されます。