【LQD】アメリカの優良債券ETF。安定が魅力!
LQD(iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF)はブラックロック社が提供する、アメリカの投資適格債に分散投資できるETFです。
安定した値動きと利回りが魅力で、リーマンショックや新型コロナショックでもほとんど資産価値を落とさず乗り越えてきました。
この記事では、LQDの概要・分配金(配当利回り)・資産構成・格付けについて紹介します。
目次
LQDとは?
LQDとは、アメリカの投資適格債全体のインデックスに投資できる債券のETFです。
投資対象となるのは、S&P:BBB-以上、Moody’s:Baa3以上、フィッチ:BBB-以上の3社のうち、少なくとも1社が投資適格の格付けを付与している投資適格債で、アメリカ政府の国債などを始めとする安定的な債券で構成されています。
構成銘柄数は2335銘柄で、かなり十分にリスク分散されているETFです。
経費率は0.14%と低く設定されています。
LQDの資産構成
2020年12月現在のLQDの構成セクター・残存年数・信用格付について紹介します。
構成セクター
様々なセクターに十分に分散されていますが、銀行業・通信などの比較的安定的に収益が得られるセクターが多くなっています。
残存年数
短期から長期まで十分に分散されています。
信用格付け
安定的な債券が中心になっているため、大きく資産が減損する確率はかなり低いETFになっています。
LQDの分配金履歴
LQDは毎月分配金を出しています。
厳密には、1月の分配金の権利落ち日は12月中旬下旬頃ですが、12月分と1月分の区別のため、1月と記しています。
LQDのチャート
LQDの長期チャート(約18年分)を記します。
債券のETFなので、株などに比べてかなり安定した値動きになっています。
注目すべきなのは2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックの時です。これらの時期に少し下落してはいるものの、かなり堅牢にチャートが推移していることが読み取れます。