「RSI」とは?計算方法は?


RSIは買われすぎか売られすぎかを判断するための指標です。

ここでは、RSIとは何か、RSIを使った投資法について述べます。

目次

RSIとは?

RSIとはRelative Strength Indexの略で、相対力指数のことです。

買われすぎか売られすぎかを判断するための指標として活用されています。

直近の一定期間(主に前日比)において、『値上がり幅』と『値下がり幅』から計算できます。

RSIの数値は0から100までの値で表され、一般的に70%前後を超えると買われすぎ、30%前後を下回ると売られすぎだと言われています。

ただし、70%、30%といった基準は株や通貨などによって異なるため、過去の傾向を把握しておく必要があります。

RSIの計算方法

次に、RSIの計算方法について述べます。

RSIの計算式

RSIの計算式
RSI = 上げ幅の合計 ÷ (上げ幅の合計 + 下げ幅の合計)×100

RSIの計算例

例えば、1日目100円の株が、2日目101円、3日目102円、4日目98円、5日目96円、6日目103円、と価格推移したとします。

このとき、6日目までの前日比を考えた場合、2日目+1円、3日目+1円、4日目-4円、5日目-2円、6日目+7円となるため、上げ幅の合計は9円、下げ幅の郷駅は6円となります。

したがって、RSIは6/15×100=40%となります。

RSIを用いた投資法

RSIの値が高すぎると買われすぎ、低すぎると売られすぎのサインだと言われています。

そのため、直近の価格がおおむね高値圏にあるのか、底値圏にあるのかがわかります。

逆張り投資家は、RSIを見ながら逆張りを行うことが多いため、非常に参考になる指標です。

RSIの注意点

RSIは逆張りを狙う際に有効な指標の1つですが、有効に機能するのは、穏やかなトレンド相場だけで、あくまでも参考となる指標です。

非常に強く買われている局面では、RSIでは買われすぎに見えても相場がさらに上昇したり、RSIでは売られすぎに見えても相場がさらに下落したりすることがあります。

例えば、A社で不祥事が発覚し、後からどんどん問題が明るみになる場合などは、RSIで底値圏は判別しにくいとされています。