【SPXL】レバレッジETFの構成銘柄・仕組み
SPXLはS&P500にレバレッジをかけて投資することができるETFです。
S&P500は歴史的に高リターンが得られてきた指数で、その指数に3倍のレバレッジをかけることができるので、高パフォーマンスが期待できる反面、レバレッジETF特有の落とし穴もあるので、注意が必要です。
この記事では、SPXLの概要・構成セクター・構成銘柄・仕組みを紹介します。
目次
SPXLとは?
概要
SPXLとは、Direxion社が運用する、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に3倍のレバレッジをかけて投資することができる、レバレッジETFです。
正式名は「ディレクション・デイリー・S&P500・ブル3X・シェアーズ(Direxion Daily S&P500 Bull 3x)」です。
仕組み
SPXLは手数料や経費率を控除する前の段階で、S&P500の日々のパフォーマンスの3倍になるように運用されます。
日々のパフォーマンスに連動しているところがポイントです。
経費率
経費率は0.95%と高めです。
レバレッジをかけているので仕方ないのですが、それにしてもかなり高いですね。。
SPXLのメリット・デメリット
メリット
- S&P500に対して、3倍のレバレッジをかけて投資することができる
- 歴史的に高リターンを記録している
- 値動きが大きいので、短期売買に適している
デメリット
- 株価の上下が激しいと目減りしやすい
- 経費率が高い
- 暴落に弱く、早期償還のリスクがある
株価の上下が生じる場合の例
例として、今日100→明日90→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日70→明後日93.3となります。
今日100→明日110→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日130→明後日94.5となります。
どちらの場合も、今日と明後日の株価を比較すると、レバレッジを使っていない場合は変化がないのですが、レバレッジを使った場合は資産が減ってしまうことになります。
SPXLの構成セクター
2020年6月末時点の構成セクターを紹介します。
SPXLの構成銘柄
2020年6月末時点の構成銘柄上位10社を紹介します。
Microsoft:6.04%
Apple:5.80%
Amazon.com:4.51%
Facebook – クラスA:2.13%
Alphabet Inc – クラスA:1.66%
Alphabet Inc – クラスC:1.61%
ジョンソン・エンド・ジョンソン:1.45%
バークシャー・ハサウェイ – クラスB:1.35%
VISA:1.27%
プロクター・アンド・ギャンブル:1.15%