「IV」とは?恐怖とは違う!?


IVという投資用語はあまり一般の投資家には馴染みのない用語かもしれません。

しかし、オプション取引の世界では主要な用語で、現物株などにも大きな影響を及ぼしています。

ここでは、そんなIVについて解説します。

IVとは?

Implied Volatility(インプライド・ボラタリティ)の略語で、予測変動率のことです。

主にオプション取引で使われる用語で、株/為替/債券/コモディティなどの原資産価格の将来的な変動率を予測したものです。オプション取引の投資家の恐怖心が反映されていると言えます。

IVが高い場合は、将来的な価格変動率の期待値が高いことを意味しているため、オプションを買うと大きな利益を挙げられる可能性が高いことを意味しています。買い需要が多く、売り需要が少ない状況です。つまり、オプションの価格は上昇します。

一方、IVが低い場合は買い需要が少なく、売り需要が多いことを意味しています。つまり、オプションの価格は下落します。

IVの変動要因

IVの変動要因になるのは、主に以下の3種類です。

受給面

オプションの買い需要が高まるとIVが上昇します。

逆にオプションの買い需要が低くなるとIVが下落します。

満期までの残存期間

満期が近いオプションはボラティリティが少なくなるので、IVが低くなります。

逆に、満期が遠いオプションはIVが高くなります。

相場のボラティリティ

例えば、重要なニュースが多い時期はボラティリティが高くなるので、IVが高くなります。

逆に、不透明性がなくなるとIVは低くなります。

IVの使い方

オプションのプレミアムの動きから計算されます。計算方法は複雑なので省略しますが、ブラック・ショールズ方程式という数式モデルを基に計算されています。

ある1つの原資産のIVをチャート(例えば日足)で見た時に、IVが低下している時には、将来的なボラティリティ増加を見込んで、長期のオプションを買うのが有効です。

IVの注意点

異なる銘柄のIVを比較しても全く意味がありません。

原資産によってIVが異なるためです。