【原油大暴落】なぜ暴落?

2020年4月20日


原油(石油)の価格が暴落しています。

4月20日22時30分現在、原油先物は1日で40%も暴落し、一時10ドル代までいきました。
※追記:21日1時現在、ついにWTIが8ドル代まで暴落しました。

なぜこんなに暴落したのかを解説します。

暴落の理由

買い手が少ない

新型コロナウイルスの影響で、世界中で原油の需要が大幅に落ち込んでおり、アメリカのガソリン需要も前年比で6割以下になるなど、実需がかなり落ち込んでいます。

貯蔵コストがかかる

産出した原油は保管しなければならないので、保管コストがかかります。

しかし、しばらく新型コロナウイルスの影響で、原油需要がすぐに戻ることは期待できないので、産出した原油はしばらくの間貯蔵しておかなければならないことが予想されます。

その分貯蔵コストがかかるので、売り手側は赤字でもいいから売りたい状況になっています。

アメリカの貯蔵施設のキャパオーバー危機

貯蔵施設がキャパオーバーしてしまうと保管先がないため、無料でもいいから引き取ってもらう業者も出てくることが予想されます。

一部の人は、貯蔵施設がキャパオーバーすると、むしろ破棄コストがかかるため、原油の生産者がお金を払って処分してもらう事態になるのでは、と予想しています。

投機勢のポジション

最新のCFTC IMMによると原油価格は低いものの、投機筋のポジションはロングポジションがかなり多い状況でした。

したがって、暴落の損切でさらに暴落を助長する事態になった可能性があります。