『pips(ピップス)』とは?通貨ごとに違う!


FXをやっていると、『10pipsとった』とかよく聞きませんか?

この記事では、pipsについて詳しく解説します。

目次

pipsとは

pips(ピップス)とは、為替レートの最小単位です。Percentage In Pointの略(sは複数形)です。

pipsが示す金額は通貨によって異なりますが、日本円では0.01円=1銭のことを1pipと言います。

他の通貨では、1pip=0.0001(USドル・ユーロ・ポンド・フラン・豪ドル・NZドル)です。

例えば、1ドル=110.00円の時にドルを購入して、1ドル=110.05円の時に売却した場合、5pips分の利益を得たことになります。

なぜpipsを使うのか

主に理由は次の2つあります。

取引の成果を客観的に表現するため

例えば、Aさんは1万円をもっていて、FXで1000円稼いだとします。同様にBさんは100万円もっていて、FXで1万円稼いだとします。

このとき、Bさんの方が利益額は多くなるのですが、トレードの利回りとしては、Aさんの方が高くなります(Aさん10%、Bさん1%)。

したがって、トレーダー同士で比較しあう際にpipsが良く使われる傾向があります。

また、元手の金額が知られたくない場合もpipsを使うと、匿名化できるので便利です。

通貨間の単位を共通化するため

日本円については、1pip=1銭なので、『今日、20銭儲けた!』と表現すればいいだけなのですが、FXでは米ドル・ユーロなど色々な通貨が頻出します。

これらの単位をいちいち変換するのは面倒です。

例えば10セント(0.1米ドル)と20ペンス(0.2英ポンド)儲けた、と言ってもピンときにくいですが、『30pipsとった』と言えば比較しやすくなります。