【VT】ETFの経費率を節約する裏技!
VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)は世界中の投資可能なほぼ全ての株に分散投資するETFです。
経費率も0.08%と安いため、長期積立投資に適した投資商品と言えます。
しかし、実はVTは他のETFを組み合わせることで、より低い経費率で投資することが可能です。
この記事では、VTよりも低経費率で世界に分散投資する方法についてまとめます。
目次
VTとは?
VTはバンガード社が提供する、先進国・発展途上国47ヵ国の小型~大型株約8000社に分散投資できるETFです。
正式名称は「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」です。
経費率は年額0.08%と、かなり低コストになっています。
VTの構成国・構成セクター・構成銘柄・パフォーマンスについてはこちらをご覧ください。
VTの経費率を下げる方法
バンガード社は多数のETFを提供している
バンガード社には、VTの他に、VTI・VEA・VWOといったETFがあります。
それぞれの特徴について概要を紹介します。
VTI
VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)はアメリカ株のほぼ全部に投資するETFです。
VTIの詳細(構成セクター・構成銘柄等)はこちらをご覧ください。
VEA
VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)はアメリカを除く先進国の小・中・大型株に分散投資できるETFです。主に日欧が中心になっています。
VEAの詳細(構成国・構成セクター・構成銘柄等)はこちらをご覧ください。
VWO
VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)は新興国の大型株・中型株・小型株(全23ヵ国約5200銘柄)全てに投資するETFで、新興国株式の時価総額の約99%をカバーしています。
主に中国・台湾を始めとするBRICsと呼ばれる国が中心になっています。
VWOの詳細(構成国・構成セクター・構成銘柄等)はこちらをご覧ください。
個別のETFの方が低経費率
VTIの経費率は0.03%、VEAの経費率は0.05%、VWOの経費率は0.1%です。
VTの構成比(VTI・VOOが約60%、VEAが約30%、VWOが約10%)通りに組むと、経費率は0.03%×0.6+0.05%×0.3+0.1%×0.1=0.043%程度となります。
VTの経費率は0.08%なので、バラバラに購入した方が経費率が約半額程度で済むことになります。
また、国別の構成比を変えたい場合にも柔軟に対応可能です。
ただし、売買手数料は別になるのでご注意ください。