『オールウェザー・ポートフォリオ』とは?


投資家であれば、資産運用の際のポートフォリオは常に気になるポイントだと思います。

ヘッジファンド界の帝王と呼ばれる、レイ・ダリオ氏はリスクを抑えつつ安定したリターンを得るポートフォリオとして、『オールウェザー・ポートフォリオ』を提案しています。

ここでは、オールウェザー・ポートフォリオ(オールシーズンズ・ポートフォリオ)についてわかりやすく解説します。

オールウェザー・ポートフォリオとは?

オールウェザー・ポートフォリオ(もしくはオールシーズンズ・ポートフォリオ)とは、ヘッジファンド界の帝王と呼ばれる『レイ・ダリオ(Ray Dalio)』氏が推奨しているポートフォリオです。

どんな経済状況でもリスクを抑えつつ、安定したリターンが得られる方法とされており、荒れた相場で特に強さが発揮されるポートフォリオです。

リスクを抑えつつ、保守的に資産運用したい方におススメのポートフォリオとなっています。

オールウェザー・ポートフォリオの中身

 

結論から言うと、上のようなポートフォリオを組むべきだとレイ・ダリオ氏は主張しています。

株はアメリカのS&P500など、短期債は7-10年物の米国債など、長期債は20年物以上の米国債などが想定されています。

特徴は、株に対して債券の比率が高いこと、金・商品をポートフォリオに組み込んでいること、になります。

構成比の理由

株は債券より危ない

レイ・ダリオ氏は、『株は債券などの他の資産に比べて3倍危ない』、と主張しているため、株の比率が低く、債券の比率が高いことがこのポートフォリオの特徴です。

リーマンショックのような事態が生じると、株価は一気に動きますが、債券・金・商品は値動きが安定しているので、株の割合を30%程度と低くしています。

金・商品をポートフォリオに入れる

金・商品はそのものを持つだけで、配当や利回りが得られるものではないですが、主にインフレへの対応策としてポートフォリオに組み込んでいます。

レイ・ダリオ氏は市場の景気状況として、『インフレ期』『デフレ期』『景気拡大期』『景気後退期』の4種類の4つがあり、これらの要素を組み合わせると以下の4種類の『天候(シーズン)』があるとしています。

これらのシーズン全てに対応する戦略として、金・商品を組み入れたポートフォリオを提案しています。

期待したインフレ率よりも高い時期(インフレ)

主に株、金、商品の価格が上昇。

期待したインフレ率よりも低い時期(デフレ)

主に中期債、長期債の価格が上昇。

期待した経済成長率よりも高い時期

主に株が上昇。

期待した経済成長率よりも低い時期

主に長期債が上昇。

実運用はどうすればいいの?

レイ・ダリオ氏は資産運用でETFを活用することを推奨しています。

ETFでオールウェザー・ポートフォリオを組むとすると、VTI(30%)、TLT(40%)、IEF(15%)、GLD(7.5%)、DBC(7.5%)などが一例となります。