「EBO」とは?ユニゾHDが実施!


2020年4月3日、不動産会社のユニゾホールディングスのEBOが成立することになりました。

日本の上場会社では初めての事例となりました。

この記事では、EBOについて詳しく解説します。

EBOとは?

EBOとはEmployee Buyout(エンプロイー・バイアウト)の略で、企業の従業員が会社の株式を取得し、会社の経営権や一部の事業を得る方法のことです。M&Aの一種になります。

一般的には中小企業で主に行われている手法で、経営の後継者がいない場合に、従業員が事業存続のために行うことが多いです。

従業員であれば会社のことを知っていて、比較的穏やかに事業継承ができるのではないかと期待できるため、近年の中小企業ではEBOを使った事業継承が多くなっています。

大企業では従業員の資金だけで経営権や事業を買い取ることは難しいため、第三者の投資ファンドなどの投資機関がEBOに参加することもあります。

投資ファンドが参加する場合の目的

大企業などのEBOでは投資ファンドが参加する場合があります。

投資ファンドは一定期間経営に参加して企業価値を向上させ、最終的には持ち株を売って利益を得ることを目的としています。

そのため、投資ファンドが参加したEBOの場合、後々IPOを行う可能性が高くなります。