ローニン・キャピタルが破綻!影響は!?


アメリカの先物取引所のCMEがローニン・キャピタルのポートフォリオをオークションにかけたこと(事実上の破綻)を発表しました。

市場では驚きをもってこのニュースが伝えられましたが、まだ破綻する会社が出るのではないかと戦々恐々としています。

この記事では、ローニンキャピタルの破綻について解説します。

概要

3月20日(金)、CMEグループが清算会社のローニン・キャピタル(Ronin Capital)のポートフォリオをオークションにかけました。

最近のコロナウイルスによる株価の下落が原因で資本要件を満たすことができなくなったことが原因で、VIXに関連した先物ポジションの損失が主な要因のようです。

ローニン・キャピタルの会長兼CEOのテリー・ダフィーは、落札者を明らかにしませんでした。

破綻の影響は?

結論から言うと、ローニン・キャピタルは顧客向けのビジネスを行っておらず、自己資金で取引をしているため、顧客への損失はなく、破綻の影響は限定的だと想定されます。

なお、金曜日朝にVIX指数で不自然は強制ロスカットのような動きがあったため、おそらくローニン・キャピタルのポジションがここで清算されたのでは、と言われています。