『VIX指数』とは?恐怖ではない!


VIX指数(ヴィックス指数)とは、Volatility Indexの略で、アメリカ株の指標であるS&P500のオプション取引をもとに算出された指数です。

ここでは、VIX指数の概要からVIX指数を用いた投資法について解説します。

VIX指数とは?

VIX指数は、株価の先行きにどれだけ振れ幅が生じそうかを数値化したものです。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のS&P500という株価指標を対象としたオプション取引のボラタリティをもとに算出されます(オプションの価格に連動します)。

一般に、株安が懸念されている時にはVIX指数が高く、楽観視しているときには低くなります。通常は10~20位の間の値を推移します。

VIX指数が20を超えると不安心理が高まっているとされており、VIX指数が20とは、『株価が今後1年間で約7割の確率で上下20%程度変動する』ことを意味しています。

VIX指数の注意点

あくまでも予測変動率の指標

VIX指数はあくまでも投資家の予想変動率にもとづくものなので、例えば株価が市場最高値をずっと更新し続けているような局面では、投資家としては下値不安が大きくなります。

このような場合、市場自体は堅調ですが、投資家は資産保全のためプットオプションを購入するなどして、オプションの価格が上昇する場合があります。すると、VIX指数自体は上昇します。

つまり、『VIX指数=恐怖』ではなく、厳密には『VIX指数=下値不安の大きさ』を意味します。

長期投資に向かない

VIX指数は時間の経過と共に下落します。

時間に応じて不透明性が増すので、先物の限月が遠いものは高く、近いものは安くなります。

したがって、VIX指数に連動するETFなどに長期投資すると長期的には下落します。

VIX指数を用いた投資

リーマンショックの際は80を超えたことがありますが、 VIX指数が30を超えると経験則上、底値になると言われています。

したがって、30を超えたあたりに株を購入すると高確率で利益になると言われています。