【予想】アメリカ大統領選で株はどうなる?


いよいよアメリカの大統領選挙が近づいてきています。11月3日が選挙日なので、およそあと1ヵ月になりました。

バイデン候補が大統領になると株価が大暴落する可能性がある、と言われていますが、果たしてどうなるでしょうか。

ここでは、個人的な大統領前後の予想をします。

今後の予定

10月7日(火):副大統領候補討論会(ユタ州ソルトレークシティー)

10月15日(木):第2回大統領候補討論会(フロリダ州マイアミ)

10月22日(木):第3回大統領候補討論会(テネシー州ナッシュビル)

11月3日(火):アメリカ大統領選挙

2021年1月20日(水):大統領就任式

各社の予想

10月3日現在の主要報道各社(CNBC、ロイター、NYタイムズ、ABCニュース、エコノミストなど)の支持率調査の平均値では、トランプ大統領が42.9%、バイデン候補が50.1%で、バイデン候補が7.2%リードしています。

ただし、前回もトランプ大統領はヒラリー候補よりも支持率が低かったにも関わらず、大統領選に勝利したことから、この支持率調査だけで必ずしもバイデン候補が勝つとは言えない情勢です。

また、「隠れトランプ」と言われているように、人前ではトランプ支持を明言せず、バイデン支持のように振る舞っていますが、実際の投票ではトランプに投票する人も多いようです。

これは、トランプ大統領が人種差別を含め、攻撃的な言動が多いため、トランプ支持とは言い辛いことが影響しているようです。

トランプ大統領のコロナ感染

10月2日(金)、トランプ大統領が新型コロナに感染したことがTwitter上で発表されました。

これにより、しばらく対面方式での選挙活動ができなくなる上、10月15日(木)の第2回大統領候補討論会に対面方式では参加できない可能性が出てきました。

これは選挙にとってマイナスだと思われます。

ただ、トランプ大統領がコロナから回復した場合、「コロナはたいしたことはなかった」「コロナに打ち勝った」「抗体ができたから安心だ」くらいの発言を行うであろうことが予想されます。

トランプ大統領の支持者は平均的に低教養層が多いとされているため、コロナ対策よりも経済を重視する彼らには絶好のアピールになる可能性や、同情票が集まる可能性もあるため、何とも言えないところです。

大統領選挙後の株価の予想

ポイント1:バイデン大統領なら増税?

バイデン候補が当選すると、法人税を上げたり、株にかかる税金を上げたりするのではないか、と言われており、実際バイデン氏は企業や富裕層への増税を掲げています。

バイデン氏は「法人税率を21%から28%に引き上げる」と言っていますが、元々トランプ大統領が2017年4月に法人税率を35%から21%まで下げたものなので、株価にとってマイナスではありますが、それほど大きなマイナス材料にはならないと思われます。

「40万ドル以上の給与所得者の増税」も主張していますが、該当者が少ないため、大きく株価が下落する材料にはならないと思われます。

一方、バイデン氏が大統領になった場合、対中国への攻撃はトランプ大統領に比べてマイルドなものになると想定されるため、米中対立が比較的穏やかになる可能性もあります。これは株価にとってプラスの材料です(少なくともトランプ大統領のように急なツイートで相場が急落するリスクは減りそうです)。

以上のことから、トランプ氏だろうがバイデン氏だろうが株価が急落することにはならないと予想します。

ただし、株に対する課税を大幅に増税する可能性がある点には要注意でしょう。

ポイント2:市場の織り込み

現状、バイデン候補の方が支持率が高いため、市場は一定程度はバイデン大統領誕生を織り込んでいると思われます。

前回のトランプvsヒラリーの選挙では、トランプ氏の勝利は誰も予想していなかったので、相場が急落しましたが、今回はバイデン氏が当選してもさほど驚きはないので、大暴落にはならないと思われます。

ポイント3:買いポジションが少なめ

10月3日現在、CFTC IMMによると大口投機玉はNYダウ先物の売りポジションを積んでおり、将来的に買戻ししないといけないことから、暴落よりも暴騰リスクが高い状況です。

また、AAIIセンチメント調査では弱気派が多いことから、しばらくは株価が上がりやすい情勢です。

結論

ポイント1~3のことから、おそらく大統領選はトランプ大統領の続投でもバイデン候補の当選でも、株価はそこまで暴落せず、上昇するのではないかと予想しています。

大統領選で大きく株価が動く可能性があるため、9月10月はあまり積極的にポジションを取りたくない時期で、株の買いを手控えている投資家が多いことが推察されます。

11月の大統領選が終われば株を新たに買う投資家が増えることが期待できるため、2020年11月・12月は株価がじわじわ上がる展開を個人的には期待しています。