「AAII Investor Sentiment Survey」とは?投資家の心理がわかる!


AAII Investor Sentiment Survey(投資家センチメント調査)は投資家の心理を示しています。

一般には、株価が上がると予想する投資家が多くなると逆に株価は下がり、株価が下がると予想する投資家が多くなると株価は上がると言われています。

そのため、投資家のセンチメントは今後の株価を予想する上で非常に参考になります。

ここでは、世界中の投資家が注目する、AAII Investor Sentiment Surveyについて解説します。

AAII Investor Sentiment Surveyとは?

AAIIはAmerican Association of Individual Investors(アメリカ個人投資家協会)という非営利団体の名前です。

AAII Investor Sentiment Survey(投資家センチメント調査)はそのAAIIが行っている調査で、1987年以降、毎週AAII会員の投資家に「6か月後に株は上がると思うかどうか」を質問し、その調査結果をまとめています

回答は「上がると思う(強気派)」「中立」「下がると思う(弱気派)」の3択です。

つまり、本調査は個人投資家のセンチメントを反映したものだと言えます。

調査には誰が参加しているの?

AAIIのメンバーが調査に参加しています。

AAIIのメンバーの平均的な人物像は、50代後半の個人投資家で、大学院での学位を持っている教養層です。また、メンバーの少なくとも過半数が50万ドル以上の資産を保有しています。

したがって、AAII Investor Sentiment Surveyは優秀な上位の個人投資家が調査対象となっています。

調査結果の平均値と標準偏差

平均値

過去の統計データの平均では、強気派が39%、中立派が31%、弱気派が30%となっています。

標準偏差

強気派の標準偏差は10.7ポイント、中立派の標準偏差は9ポイント、弱気派の標準偏差は10ポイントとなっています。

投資への活かし方

一般には、株価が上がると予想する投資家が多くなると逆に株価は下がり、株価が下がると予想する投資家が多くなると株価は上がると言われています。

したがって、強気派が多い場面では株を売って、弱気派が多い場面では株を買うのが良い戦略と言えます。

過去の実績

リーマンショック

2009年3月5日の調査では、弱気派が過去最高の70.3%に達しましたが、結果的にこの時期が相場の大底となり、2020年のコロナショックまで10年以上も株価は上昇する局面となりました。

ITバブル

2000年1月6日の調査では、強気派が過去最高の75.0%までに達しましたが、結果的にこの時期が相場のピークで、その後ITバブルが崩壊し、しばらく株価は下落することとなりました。