『裁定取引』とは?勝率100%!


現在、株の売買のほとんどをAIが売買している、と言われています。

AIと一言に言っても、色々な目的のAIが存在し、裁定取引もその1つになります。

この記事では、裁定取引について解説します。

目次

裁定取引とは?

裁定取引とは、価格差や金利差を利用して売買して、差益を得る取引のことです。

特に、先物取引と現物取引の裁定取引が有名で、日本株の値動きに大きく影響しています。

裁定取引の例

具体例

例えば、A社の現物株が1000円で、1か月先の先物価格が1010円だったとします。

このとき、先物を空売りして現物を購入すれば、1か月後の精算日には必ず先物価格は現物価格と一致するため、1010円-1000円=10円の利益を得ることができます。

市場で頻繁に行われている例

日経先物日経平均に連動していた指標です。証券会社やヘッジファンドは、この日経先物の裁定取引を多く行っています。

日経平均は理論上、その構成比通りに株を買えば、日経平均の価格に一致します。

したがって、現物株との乖離があると、その乖離をAIが見つけて『現物売り先物買い』もしくは『現物買い先物売り』の裁定取引を行っています。

他にも、コールオプション/プットオプションと先物を組み合わせる裁定取引などが有名です。