【バフェット】金鉱株を購入!買いか?


ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、カナダの金鉱山大手のバリック・ゴールドの株を購入しました。

このニュースが出た後、イナゴ投資家が金鉱株に買いを入れ、金鉱株は暴騰しました。

この記事では、バフェット氏の動向、金鉱株を買った理由、金鉱株の特徴についてまとめます。

バフェット氏の投資内容

8月14日、アメリカのSEC(証券取引委員会)に提出した保有有価証券報告書によると、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが、カナダの金鉱山大手のバリック・ゴールドの株を購入したようです。

6月末時点での保有量は2091万株(約5.6億ドル)ですが、全体の持ち株比率から見るとおよそ1.2%程度とそれほど大きい比率ではありません。

バフェット氏の狙いは?

現状、バリック・ゴールド社全体のうち、1.2%程度なので、バークシャー・ハサウェイから見ると、それほど大きな投資ではありません。

したがって、現状で「バフェット氏が金に将来性を感じている」とは必ずしも言えないと考えられます。

バフェット氏は常々、「金はそれ自身が収益を産むことはない」として、金投資に否定的な立場でした。

ひょっとすると、一部の市場関係者が言うように金投資への考え方を改めた可能性がありますが、現状のポジションはそれほど大きくないため、必ずしもそうとは言えなさそうです。

個人的な予想

現状、足下では新型コロナの影響もあり、アメリカはしばらく低成長になることが見込まれていますが、NASDAQはすでにコロナ前の高値をはるかに上回っており、S&P500も高値更新が目前に迫っています。

そのため、株に投資をしても、しばらく低リターンになるのではないか、という予測が多くされています。

これらの背景から、魅力的な投資先が少なくなっていることから、バークシャー・ハサウェイは現金保有率を高めざるを得ない状況になっています。

そのため、バフェット氏は金投資に対する見方を変えたわけではなく、消去法的に、余った資金の投資先として、一部を金鉱株に回した可能性が一番高いのではないかと思います。

金鉱株の特徴

金価格と連動する

金鉱株は金価格と大きく関連しています。

例えば、バリック・ゴールドの株価と金価格の1年チャートは以下のようになっています。

チャート上では金額を合わせるため、2019年8月を0点として、そこからの変動率をチャートにしています。

概ね、金価格が上昇しているタイミングでバリック・ゴールドの株価が大きく上昇しており、金価格が下落するタイミングでバリック・ゴールドの株価が大きく下落しています。

金価格より大きく動く

先ほどのチャートの例でもそうですが、金鉱株は金価格よりも大きく値動きする傾向があります。

これは事実上、金鉱株は金価格に対してレバレッジがかかっているためです。

例えば、金価格が5000円/gで、採掘コストが4500円/gだった場合、金鉱山の会社の利益は500円/gとなります。

仮に金価格が5500円/gに上昇したとすると、採掘コストはそれほど変わらないため、金鉱山の会社の利益は1000円/gとなり、金価格は1割しか上昇していないのに、金鉱山の会社の利益は2倍になっています。

逆に、金価格が4500円/gに下落したとすると、金価格は1割しか下落していないのに、金鉱山の会社の利益は0になってしまいます。

このことから、金鉱山の株価の変動は金価格の変動より大きくなります。