【金投資】長期チャート&長期リターン算出
近年の金融緩和相場により、金の価格が高騰しています。
この上昇相場に乗って、金投資を始めた投資家も多いようですが、歴史的に金投資がどれくらいのリターンが得られたか気になりませんか?
この記事では、金の長期チャート(ドル建て、円建て)、長期リターン(ドル建て、円建て)について記します。
目次
金投資が注目される理由
金は古くからその価値を普遍的に認められている実物資産で、歴史的には紀元前6000年ごろより装飾品としての価値が認められていた、と言われています。
その後、金は金貨などの形で貨幣として流通し、現在の紙幣・貨幣の代わりに使われていました。
現在は貨幣として金が使われることはなくなりましたが、現在でも普遍的な価値が認められていることを背景に、世界情勢の悪化などの信用リスクが高まる局面では、投資家は実物資産である金を買う傾向があります。
一般に金はドルなどの貨幣量と逆相関の関係にあると言われており、中央銀行が金融緩和で市場にお金を供給すると相対的に金価格は上がりやすくなります。
近年はFRBを始め、世界各国の中央銀行が市場にお金を供給しているため、金への注目度が上がり、資金流入が続いている状況です。
金の価格に影響を及ぼす要因については、こちらをご覧ください。
金のチャート
ここでは、金の長期チャートを示します。
1オンス(28.3495グラム)あたりのドル建て金価格の長期チャートは以下のようになります。
次に、1グラムあたりの円建ての金価格の長期チャートは以下のようになります。
金のリターン
ここでは、2020年1月を基準に金の歴史的なリターンを計算しました。
ドル建て
1年あたりのドル建てのリターン(年利)は以下のようになっています。
20.83%(1年)、4.55%(5年)、3.38%(10年)、8.88%(20年)、4.56%(30年)、2.12%(40年)、7.89%(50年)、6.53%(60年)、5.59%(70年)。
円建て
1年あたりの円建てのリターン(年利)は以下のようになっています。
19.72%(1年)、2.47%(5年)、5.05%(10年)、9.24%(20年)、3.53%(30年)、0.13%(40年)、5.35%(50年)。