「ラッセル2000(Russell2000)」とは?
アメリカ市場の小型株を代表する指数として、ラッセル2000(Russell2000)というインデックスがあります。
日本市場で言うところの、マザーズ指数、JASDAQ指数に相当する概念です。
この記事では、ラッセル2000の概要、チャート、リターンなどについてまとめます。
目次
ラッセル2000とは?
ラッセル2000(Russell2000)は、フランク・ラッセル・カンパニー社が1984年に開発した、アメリカの小型株を代表する指数です。現在はロンドン証券取引所グループの子会社であるFTSE ラッセルが管理しています。
アメリカ市場に上場する株のうち、時価総額上位1001位から3000位までの銘柄を対象として、浮動株調整後の時価総額加重平均型で算出されます。
時価総額上位1位から2000位の銘柄でないことに注意してください。
ラッセル2000のチャート
ラッセル2000のチャートは以下のようになっています。
近年は横ばい傾向があるため、直近のパフォーマンスはあまり良くありませんが、歴史的なパフォーマンスはS&P500とほぼ変わらない程度になっています。
ラッセル2000に注目すべき理由
小型株の方が景気循環に敏感であるため、必ずしも小型株が先に動くというわけではありませんが、株式市場では一般的に、「小型株が先に動いて、後から大型株が動く」、という傾向があります。
そのため、大型株を中心にトレードしている投資家もラッセル2000を見ておくべきでしょう。