【TQQQ】レバレッジETFの構成銘柄・仕組み
TQQQはNASDAQ100にレバレッジをかけて投資することができるETFです。
近年伸びているIT分野のインデックスに対して、3倍のレバレッジをかけているため、歴史的なパフォーマンスは非常に高いのですが、レバレッジETF特有の落とし穴もあるので、注意が必要です。
この記事では、TQQQの概要・構成セクター・構成銘柄・仕組みを紹介します。
目次
TQQQとは?
概要
TQQQとは、Prosheares(プロシェアーズ)社が運用するレバレッジETFで、NASDAQ100に3倍のレバレッジをかけて投資することができます。
資産総額はSPXLやTECLに比べて多く、約7000億円程度あります。
仕組み
TECLは手数料や経費率を控除する前の段階で、NASDAQ100の日々のパフォーマンスの3倍になるように運用されます。
日々のパフォーマンスに連動しているところがポイントです。
経費率・分配利回り
経費率は0.95%と高めです。
レバレッジをかけているので仕方ないのですが、かなり高めです。
TQQQのメリット・デメリット
メリット
- NASDAQ100に対して、3倍のレバレッジをかけて投資することができる
- 歴史的(ITバブル崩壊以降)に高リターンを記録している
- 値動きが大きいので、短期売買に適している
デメリット
- 株価の上下が激しいと目減りしやすい
- 経費率が高い
- 暴落に弱く、早期償還のリスクがある
株価の上下が生じる場合の例
例として、今日100→明日90→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日70→明後日93.3となります。
今日100→明日110→明後日100と株価変動した場合を考えます。変動率がレバレッジ3倍になった場合、今日100→明日130→明後日94.5となります。
どちらの場合も、今日と明後日の株価を比較すると、レバレッジを使っていない場合は変化がないのですが、レバレッジを使った場合は資産が減ってしまうことになります。
TQQQの構成セクター
2020年8月14日時点の構成セクターを紹介します。
TQQQの構成銘柄
2020年8月14日時点の構成銘柄上位10社を紹介します。
Apple (AAPL):13.76%
Microsoft (MSFT):10.92%
Amazon.com (AMZN):10.87%
Facebook (FB):4.33%
Alphabet Class A (GOOGL):3.60%
Alphabet Class C (GOOG):3.51%
Tesla (TSLA):2.64%
NVIDIA (NVDA):2.48%
PayPal (PYPL):1.99%
Adobe (ADBE):1.91%