【GOOGとGOOGL】Googleはどっち?違いは?


アメリカ株に投資する際、同じ会社なのに2つの銘柄に別れていることがあります。

代表的な株はGoogleの親会社のAlphabetの株で、GOOGとGOOGLという名前で上場しています。

これらの違いは何でしょうか?違いについてまとめます。

GOOGとGOOGLの違い

結論から言うと、GOOGとGOOGLの違いは議決権にあります。

GOOGの株主には議決権がありませんが、GOOGLの株主には議決権が与えられています。

なお、GOOGとGOOGLの株価はほとんど同じ株価になるように動いています。これは、AlphabetがGOOGの株主に対して、株価が追従しない場合は補償する、と確約しているためです。

そのため、議決権に興味がなくリターンのみに興味がある株主は、GOOGでもGOOGLでも好きな方を購入すればいいということになります。

なぜ2つあるのか?

同じ会社なのに議決権ありとなしの株に別れている理由ですが、これは投資家からの経営への口出しを防ぎ、創業者の思い通りに経営するためです。

AlphabetはクラスA(GOOGL、議決権あり)、クラスB(非上場、議決権がAの10倍)、クラスC(GOOG、議決権なし)の3種類の株式を発行しています。

クラスBは創業者のラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンとGoogle元CEOのエリック・シュミットの3人が保有しており、一般市場で売買されることはありません。

なお、クラスBはクラスAの10倍の議決権を持つため、創業者の2人が議決権の約55%を占めています。そのため、実質的にこの2人が拒否権を持っており、他の株主が議決権ありのGOOGLを購入したところで経営には全く影響を及ぼせない状況にあります。

このようにクラスA、B、Cと別れた背景ですが、アメリカでは、従業員にボーナスとして株を割り当てる制度があります(ストックオプション)。

ストックオプションでクラスCの株を割り当てれば、創業者のクラスBの議決権は一切希薄化することなく、株の数を増やすことができるため、このような方式がとられることになりました。

批判

2014年、Googleは株主に対して、「既存の株主に対して、元々の1株(クラスA)に対して、新しく議決権のない株を1株(クラスC)を割り当てる」とアナウンスしました(実質的な株式分割)。

これにより、ほぼ永久的に創業者がGoogleを支配する構造になりました。

通常、株主の意見を取り入れながら経営するのが株式会社の正しい構造であるため、このことに対する批判や反発も多く寄せられています。