『ショート・ストラングル』とは?
この記事では、オプションの戦略の一つである、ショート・ストラングルについてわかりやすく解説します。
ショート・ストラングルは株価があまり動かないと想定している場合に有効な戦略です。
相場環境に応じた最適な投資戦略についての概要はこちらをご覧ください。
オプション取引の仕組みや用語をまとめて学習したい方は、こちらをご覧ください。オプション取引についてわかりやすく解説する記事をまとめています。
目次
ショート・ストラングルとは?
ショート・ストラングルとは、株価があまり動かないときに有効な戦略です。
相場が一定の範囲内で動く場合に利益となりますが、予想に反して大きく相場が動くと無制限に損失を被る可能性があります。
ショート・ストラドルとの違いは、最大利益となる原資産価格です。ショート・ストラドルの場合は相場が全く動かない時に最大利益となりますが、少しだけ動くと利益が減ってしまいます。一方で、ショート・ストラングルの場合は相場がある一定の範囲内で動くのであれば利益は一定となります。
組合せ
同限月のオプションについて、『権利行使価格が高いコールの売り』と『権利行使価格が安いプットの売り』を1:1で組み合わせる。
例として以下のような図を考えます。
この例では、現在の日経225が23,000円の時に、権利行使価格23,500円プレミアム100円のコールオプションを1枚、権利行使価格22,500円プレミアム100円のプットオプションを1枚売った場合を示しています。
メリット
相場があまり動かない時に利益が得られます。特にレンジ相場では有効な戦略です。
最大、コールとプット両方のプレミアムを受け取ることができます。
デメリット
予想に反して株価が大きく上昇したり、下落したりした場合、理論上無制限に損失を被る可能性があります。
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